国民に総合的な法律サービスを提供する日本司法支援センター(法テラス)は、設立から1年を迎えた10日、この日を「法テラスの日」と位置付け、全国各地の街頭などで、法テラスの利用を呼びかけた。
東京・銀座の数寄屋橋交差点では、金平輝子理事長らが、法テラスの相談先電話番号(0570・078374)が記載されたマグネットクリップを配布して、法テラスをPRした。
法テラスは昨年4月に設立され、同10月に業務を開始した。全国からの相談を受け付けるコールセンター(東京・中野)には、半年で計約12万9000件の相談が寄せられた。月別に見ると、10月の約3万5000件から、11月は約2万3000件、12月から今年2月は1万7000件前後と低迷したが、3月は約1万9000件と増加した。
また、1月末からは、電子メールでの相談受け付けや、よくある質問に対する300の回答例をホームページで検索できるサービスも始めている。法テラスの担当者は、「ホームページなどを通じて、徐々に法テラスの存在が知られるようになってきた。国民生活に役立つ法テラスにしていきたい」と話している。