福岡県大牟田市明治町の永江茂夫さん宅から、3日、成人男女5人の白骨・ミイラ化した遺体が見つかった事件で、県警は4日午前、永江さん宅の実況見分に着手し、遺体の司法解剖を始めた。
一方、長男と、市内に住む三女、四女が県警の調べに対し、「幼いころから両親に『死んでも必ず生き返る』と言い聞かされた。5人は両親ら家族で、病気や飢えで死んだ」などと説明していることが4日、わかった。
永江さん方では数十年にわたり、早朝や深夜に室内から太鼓の音を響かせるなど、周囲と交流せずに生活しており、県警は宗教的な要素が絡んだ変死との見方を強めている。