2007年04月04日(水) 08時01分
コウゾー節健在「浅野ヒロシをお願いします」…8日都知事選(スポーツ報知)
東京都知事選に出馬している前宮城県知事・浅野史郎氏(59)の応援に3日、民主党の渡部恒三最高顧問(74)が駆け付けた。“民主党の水戸黄門”の異名をとる渡部氏。浅野氏を「暴れん坊将軍・吉宗」と名付けたはいいが、演説中は「浅野ヒロシ君」と言い間違えるハプニング。しまいには小沢代表について「自民党総裁に向いている」と発言するなど“健在”ぶりを見せつけた。06年に“コウゾー節”を連発して逆転勝利を挙げた千葉7区補選の再現となるか。
さっそうと選挙カーに乗った“黄門様”だったが、それはいきなり起こった。
渡部「今日は私が最も応援する浅野ヒロシ君のもとに駆け付けました」
浅野「浅野シロウです」
渡部「浅野くんは当選しますよ」
浅野「シロウです」
渡部「浅野ヒロシです。ハッハッハッ」
本人による再三の訂正にもかかわらず、間違いに気付かない恒三氏。「みなさん『水戸黄門』って知ってますか? これは初めて東京に持ってくるんだが…」と上着をごそごそ。「この印籠(いんろう)が目に入らぬか〜」と必殺アイテムを掲げた。
その後、報道陣に言い間違いを指摘された恒三氏は「あ、シロウだ。間違った。顔がヒロシというイメージだ」と頭をかいた。とはいえ恒三氏と浅野氏の付き合いは短いわけではない。23年前、恒三氏が厚相だった時に浅野氏は厚生官僚。同氏が宮城県知事だった時も、お互いの選挙を応援してきた仲だ。「今から会津に帰って、次は福岡だよ」と統一地方選の応援弁士で諸国漫遊の旅に出ている“黄門様”。今日のミスも疲労か、はたまたわざとなのか…。
恒三氏は06年3月「メール問題」で自爆した民主党の国対委員長に就任。「首相と幹事長は永田君に感謝状を出してもいいくらいだ」などと気ままな発言連発で逆風をはね返し、自ら「民主党の由美かおる」と名付けた太田和美氏を衆院千葉7区の補選で当選させた強運の持ち主。恒三氏は浅野氏の“配役”については「うーん。都知事じゃスケ、カクじゃダメだ」とし「暴れん坊将軍・吉宗だ」と違うドラマから命名した。
連日のように浅野氏の応援に入る民主党。小沢代表の応援予定について聞かれた恒三氏は「あれは演説が嫌いなんだよなあ。野党は訴えないといけないのに、あれは自民党の総裁の方が向いている」と不穏な!?言葉を発していた。
◆東京都知事選立候補者(届け出順)山口節生(57)不動産鑑定士(諸新)吉田万三(59)元足立区長(無新)=共産党推薦=外山恒一(36)路上演奏家(無新)石原慎太郎(74)東京都知事(無現)=自民、公明支援=浅野史郎(59)前宮城県知事(無新)=民主、社民支援=黒川紀章(72)建築家(諸新)ドクター・中松(78)発明家(無新)高橋満(61)タクシー運転手(無新)佐々木崇徳(64)元警察官(無新)桜金造(50)タレント(無新)高島龍峰(71)易学者(無新)内川久美子(49)風水研究家(無新)鞠子公一郎(33)元証券マン(無新)雄上統(65)作家(無新)
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