損害保険大手のニッセイ同和損害保険は2日、自動車保険の保険金不払い最終調査の結果、新たに計7199件(約35億5000万円)の不払いが見つかったと発表した。
これまでの発表分と合わせた同社の不払い累計は2万1792件(約44億8000万円)となった。
新たに判明した不払い額は、すでに最終調査結果を公表した東京海上日動火災、三井住友海上火災、あいおい損害保険の大手3社よりも大きい。
新規判明分で最も多かったのは、傷害保険の加入者が後遺障害の残るけがをした際、入通院給付金は受け取ったが後遺障害の給付金を請求しなかったケースで約1400件(約19億円)に上った。同社の請求手続き案内が不十分だったことが主な原因だった。