2007年03月31日(土) 21時19分
病気腎移植 関係学会、病気腎移植そのものに現時点では医学的妥当性なしとの共同声明(フジTV)
愛媛県の宇和島徳洲会病院の万波 誠医師らによる病気腎移植について、関係する学会は、病気腎移植そのものに、現時点では医学的妥当性がないとする共同声明を発表した。
日本移植学会の田中紘一理事長は「インフォームドコンセントや、倫理委員会審議等の欠如や不透明さが判明したことは、移植医療として多くの問題があったと言わざるを得ない」と述べた。
3月31日、大阪市で開かれた日本移植学会など関係学会の連絡会議では、病気腎移植は、実験的医療にもかかわらず閉鎖的に行われていたとしたうえで、現時点では医学的妥当性がないとの見解を示した。
また、病気腎移植を含む新しい医療は、学会が検討体制を整備したうえで進められるべきとし、将来における病気腎移植を完全には否定せず、含みを持たせている。
31日の学会の声明について、万波医師は「わたしは、インフォームドコンセントはきっちりやったつもりですけど、書面に残してなかったわけですから。それは、その通りです。謙虚に受け止めさせていただきます」と話した。
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2007/03/31 21:19 取材: テレビ愛媛
http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00108074.html