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2007年03月31日(土) 19時41分

全国学力調査、教育学者らが問題点指摘 東京でシンポ朝日新聞

 全国の小6、中3生を対象に文部科学省が4月に実施している全国学力調査。その課題を探るシンポジウム「このままでいいのか全国学力テスト」が31日、東京都内であった。「教師はテスト対策の指導をすることになる」といった問題点が指摘された。

 教育学者らが呼びかけ人となり開かれた。国際基督教大の藤田英典教授は「義務教育の序列化になる。抽出調査にすべきだ」などと語った。また、個人情報保護の点でも指摘が相次いだ。公立校としては全国で唯一、不参加を決めた愛知県犬山市で市教育委員を務める名古屋大大学院の中嶋哲彦教授は「テストは児童生徒の情報収集そのもの。文科省にはその認識が薄い」と訴えた。

http://www.asahi.com/national/update/0331/TKY200703310207.html