2007年03月30日(金) 00時34分
靖国合祀問題、中国外務省は踏み込まず(朝日新聞)
中国の秦剛・外務省副報道局長は29日の記者会見で、戦没者の合祀(ごうし)の基準を決めていた実態が内部文書で明らかになったことについて、「まだそういう資料を見ていない」と述べ、具体的なコメントを避けた。中国の首脳として6年半ぶりとなる来月11日の温家宝首相の訪日を前に、日本側を刺激しかねない発言は控えたとみられる。
秦副局長は「靖国神社の問題では、我々の態度に変化はない」としたうえで、「現在、中日関係は改善と発展の良好な情勢にある」と指摘。「双方が努力して敏感な問題を適切に処理するよう希望する」と述べた。
http://www.asahi.com/politics/update/0330/001.html