職員の不祥事が相次いだ京都市は29日、服務監察を専門とする「監察室」を4月から総務局に設けると発表した。逮捕者が多かった環境局には、再発防止策の統括者として局長級の「監理監」と「服務監理課」「業務監理課」を新設する。
京都市は昨年4月以降、覚せい剤取締法違反や窃盗容疑などで逮捕者が相次ぎ、計20人が懲戒免職処分になっている。
監察室は人事課の監察担当を独立させ、服務監以下6人体制とする。各局と区の服務監察担当者の権限を明確にする規則も制定する。環境局の2つの課は部に属さず、局長と監理監の直轄とする。
市総務局は「不祥事を抑止する仕組みは着実に整いつつあり、根絶に向けさらに努力したい」としている。
ZAKZAK 2007/03/30