2010年にサッカーのワールドカップ(W杯)が開催される南アフリカで、セレビ警察長官が28日、現行法では違法の売春を大会期間中に限って一部容認するよう国民議会(下院)に持ち掛けた。限定的な措置とはいえ、野党などの反発が予想される。
地元紙スターによると、同長官は売春について、W杯中は大勢のファンが訪れるため「すべての該当者を逮捕するのは不可能」と説明。地域を限定して売春を許可することにより混乱を回避できると語った。
長官の説明を聞いていた議員の大半から失笑が漏れた。スター紙は「(長官の説明を受けて)野党アフリカキリスト教民主党の党首の顔がこわばった」と伝え、批判が強まるとの見通しを示した。(共同)
ZAKZAK 2007/03/30