◆定数4減 激戦の様相
定数削減後初の県議選が30日、告示される。柿本善也知事の任期途中での引退により、56年ぶりに知事選とのダブル選になる。議員定数が48から「1増5減」で44に減り、選挙区が18から16に再編された。これまでに前回より3人少ない63人が立候補を表明。無投票区は前回の7から3に減りそうだ。投開票日は知事選と同じ4月8日。
立候補予定者は現職39人、元職2人、新顔22人。
党派別では、自民=公認25人(現職22、新顔3)、推薦5人(現職3、新顔2)▽民主=公認8人(現職4、元職1、新顔3)、推薦2人(現職2)▽公明=公認3人(現職1、新顔2)▽共産=公認7人(現職3、元職1、新顔3)▽社民=公認1人(現職1)、推薦2人、支持1人(現職1、新顔2)▽政党の支援を受けない無所属9人(現職2、新顔7)・・となっている。
選挙区の再編で、山辺郡選挙区が廃止され、旧月ケ瀬村、都祁村と合併した奈良市と合区、橿原市と高市郡も一つになった。
定数是正で、生駒市選挙区が1増、天理市、五條市、御所市、宇陀郡・宇陀市、吉野郡の5選挙区が1減に。いずれも選挙戦となり、定数1となった五條市、御所市では現職同士の一騎打ちとなりそうだ。
山辺郡・奈良市と生駒郡でも、立候補予定者がそれぞれ定数を3人上回り、激戦となる見込み。大和郡山市、生駒市も2人超過しそうだ。
無投票になる可能性があるのは、香芝市、葛城市、磯城郡の3選挙区。当初無投票とみられていた大和高田市には共産党が公認候補を急きょ立てることにしたため、選挙戦になる。
立候補の届け出は30日午前8時半から午後5時まで、奈良市登大路町の県議会棟第1委員会室で受け付ける。
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