記事登録
2007年03月30日(金) 00時00分

P・ヒルトン、保護観察の条件に違反=LA検察当局朝日新聞

 3月29日、ロサンゼルスの検察当局は、米人気タレントのパリス・ヒルトンさんの保護観察処分を取り消すよう裁判所に申し出たことを明らかにした。これによって禁固刑を受ける可能性が出てきた。2月撮影(2007年 ロイター/Herbert Neubauer)

 [ロサンゼルス 29日 ロイター] ロサンゼルスの検察当局は、米人気タレントのパリス・ヒルトンさん(26)の保護観察処分を取り消すよう裁判所に申し出たことを明らかにした。これによって禁固刑を受ける可能性が出てきた。

 検察当局の報道官によると、ヒルトンさんは免許停止処分中と知りながら運転し保護観察の条件に違反したと検察側が主張しており、4月17日に聴聞会を開く。

 ヒルトンさんは1月、飲酒による無謀運転により、3年間の保護観察処分を受けていたが、その5週間後にはウェストハリウッドでヘッドライトをつけずに運転していたところを警察が発見、その際に免許停止処分中だったことが発覚した。運転していた高級車のベントレー(19万ドル相当)は、警察が没収している。

 ヒルトンさんの広報担当者は、免許停止処分中だったことを本人は知らなかったと主張したが、検察側がこれを受け入れなかった。

 検察当局の報道官は「彼女が免許停止処分中であったこと、また、彼女が免許停止処分を受けているという自覚があったことを証明するための証拠は十分にあるので、われわれは自信がある」とコメントした。

 保護観察の条件に違反していたことが確定した場合、ヒルトンさんは最長で90日間の禁固刑を受ける可能性がある。

http://www.asahi.com/culture/enews/RTR200703300090.html