起訴状などによると、2人は共謀し、中村容疑者が鹿児島県保健福祉部長に出向していた当時、厚労省が京都府内の大学の教授に支給した01年と02年度分の補助金のうち余剰金となった計207万円を返さずにだまし取ったとされる。小坂容疑者の会社あての架空の見積書を作ったという。中村容疑者は「飲食代などに充てた」と供述しているという。
警視庁捜査2課は、中村容疑者が鹿児島県に出向当時、同省の補助金を受けた研究に自ら「研究協力者」として加わり約百数十万円をだまし取った疑いがあるとして、詐欺の疑いで同容疑者らを週明けに再逮捕する。
http://www.asahi.com/national/update/0330/TKY200703300297.html