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2007年03月30日(金) 12時10分

熱湯かけられ乳児死亡 「泣きやまずシャワー」と父朝日新聞

 29日午後6時ごろ、名古屋市内の病院から、入院していた愛知県刈谷市井ケ谷町井田、運転手芦沢司さん(25)の長男友晃ちゃん(2カ月)が死亡したと、県警に通報があった。友晃ちゃんは胸や腹、背中などにやけどを負い、集中治療室で治療を受けていた。芦沢さんは県警に「泣きやまずパニックになり、熱いシャワーをかけてしまった」と話しているという。県警は30日に司法解剖して死因を調べるとともに、両親から詳しく事情を聴いている。

 刈谷署の調べや県によると、26日午後6時半ごろ、芦沢さんが友晃ちゃんに自宅アパートでシャワーをかけたという。妻(24)は買い物に出かけており、芦沢さんと友晃ちゃんだけだったという。母親が帰宅し、友晃ちゃんが泣きやまずに体が赤くなっていたので、芦沢さんに尋ねたところ、「シャワーをかけた」と話したという。

 両親は刈谷市内の病院に友晃ちゃんを搬送。病院は県刈谷児童相談センターに通報するとともに、名古屋市内の病院に転送した。

 同センターが27日、両親に面接した際、芦沢さんは「泣きやませようとしてシャワーをかけた。動揺していて、熱い、冷たいを確認せずかけてしまった」と話したという。同センターによると、芦沢さん方は3人家族で、過去に両親から育児相談を受けたことはないという。

http://www.asahi.com/national/update/0330/NGY200703300006.html