2007年03月30日(金) 18時37分
ブラウン管、中南米に活路 松下、合弁社を完全子会社化(朝日新聞)
松下電器産業は30日、東芝と合弁で設立したテレビ用ブラウン管製造会社「松下東芝映像ディスプレイ」(本社・大阪府高槻市)の東芝の持ち株(35.5%)を買い取り、100%子会社にしたと発表した。薄型テレビの普及でブラウン管の需要は縮小しており、松下主導でコスト削減に取り組む。
同日付で、社名を「MT映像ディスプレイ」に変更した。買収額は公表していない。中国、タイ、インドネシアの工場で生産し、ブラウン管の需要が高い中南米やインドなどの地域への販売を強化する。
同社は03年4月、松下と東芝がブラウン管事業を統合して設立。04年に国内2工場を閉鎖し、06年には北米、ドイツ、マレーシアでも生産をやめた。06年度の売上高は、前年度比約3割減の850億円になる見通し。
http://www.asahi.com/business/update/0330/159.html