後藤市長(右端)から退職の辞令を受け取る夕張市の職員たち=30日 北海道夕張市で
後藤市長は「家族を含め、皆様の人生設計を狂わせてしまった。夕張にとどまる、心ならずも離れる、様々であろうかと思う。それぞれの地で活躍されることを願っています」とあいさつした。
退職者の3分の2は50代だが、20〜30代も20人を超える。2人の保育園児がいる男性職員(37)は、夕張の学校が統廃合されるため、子どもの教育面を考えて旭川市に移り住むことを決めたという。「市役所に対する市民の目も厳しいし、残る職員は大変だと思うが、再生に向けてがんばって欲しい」と話した。