市では昨年10月、5年10カ月にわたって不自然な病気休暇・休職を繰り返していた環境清美部の元職員が、その間にほぼ全額の給与を受け取っていた問題が発覚。これを受け、全職員を対象に病欠状況を調査した。
同部に病欠者が集中、うち15人に事情を聴き、医療機関に診療行為の有無などを照会したが、いずれも詐病を立証できなかった。しかし、「病状が療養を必要とするほど重くないのに安易に休暇をとっていた」とみなし、停職処分を決めた。
処分者の病気休暇・休職の合計日数は487〜1074日で、千日以上が4人いた。最も重い停職6カ月の収集課職員(42)は700日の病休を取った上、職場を昼間に抜け出して、奈良県発注工事の入札に参加していた。