鳥取県は28日、親類が亡くなったとうそをついて忌引の特別休暇を取得したなどとして、県庶務集中局物品調達室の男性主事(24)を停職1カ月の懲戒処分にした。
県によると、主事は昨年4月から10月にかけ、おじやおば、祖母が亡くなったと3回偽り、計3日の忌引を取得。さらに「階段から足を踏み外してけがをした」などと理由を付け、診断書を出さないまま計4日と約6時間半欠勤した。
主事が休みがちだったため、上司が昨年10月中旬に自宅を訪問。両親から「おじら3人は亡くなっていない」と聞き、発覚した。
主事は「仕事がたまって職場に行きづらかった。欠勤した日は書店などで時間をつぶしていた」と説明。昨年の年間20日の年次有給休暇は体調不良などの理由で5月下旬までに使い切っていた。
また、主事は昨年4月から10月にかけ、担当する物品請求事務で決裁を経ないまま印刷物や備品を発注するなど、適切な事務処理を怠った。
ZAKZAK 2007/03/29