2007年03月29日(木) 18時33分
山形・川西町で木に植えつけられた天然記念物「チョウセンアカシジミ」の卵が盗まれる(フジTV)
山形・川西町で、木に植えつけられた天然記念物の「チョウセンアカシジミ」の卵が、根こそぎ盗まれる事件があった。
盗まれた数は、およそ300個で、卵が盗まれた場所は、1989年からチョウセンアカシジミの保護区になっているが、これまでに何度も同じ被害に遭っているという。
盗難が繰り返される理由について、大阪府立大学大学院の石井 実教授は、「(かつては)ごく普通のチョウだった。ところが、次第になくなり、ほとんどの生息地域では、天然記念物とか採集規制がかかっている」と話した。
環境省の絶滅危惧(きぐ)種にも指定されるチョウセンアカシジミは、国内では、山形、岩手、新潟にしか生息していないといわれている。
そして、卵の盗難被害は、岩手・雫石町でも起こっているという。
その目的について、石井教授は「趣味の同好会などで、お金で取引するのはあり得る。網を持っていると、(違法採集が)わかってしまうが、卵をとるときは網がいらないので(盗む)」と話した。
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2007/03/29 18:33 取材: さくらんぼテレビ
http://fnn.fujitv.co.jp/headlines/CONN00107950.html