PR会社のベクトル(本社・東京、西江肇司CEO)が3月12日、米リンデンラボが運営するオンライン仮想世界ゲーム「セカンドライフ」内にオフィスを開設した。国内のPR会社では初という。
この「セカンドライフ プレスセンター」は、3D仮想世界の中における商品発表会や企業の情報発信、イベント企画運営に伴う映像の現実世界への発信など、PR活動支援サービスを行う。
セカンドライフについては、本誌4月号や今月号でも取り上げているが、仮想世界での財産を現実世界の米ドルと換金できることから、ベクトルは、この仮想世界が今後、極めて重要なビジネスインフラに成長するととらえ、サービス開始に踏み切ったもの。
同社は今後、セカンドライフ内に進出している企業の、現実世界でのPR活動も同時進行で手がけていくことになる。(2007年3月24日発売「YOMIURI PC」2007年5月号から)