交通捜査課の調べでは、橋本容疑者は昨年11月21日夕、事故を起こしたトラック運転手が疲労していることを知りながら、首都圏内でトラックを運転し、荷物を搬送するよう命じた疑い。
この運転手は22日午後3時半ごろ、大田区羽田空港3丁目の国道357号のトンネル内で、居眠り運転をして追突事故を起こし、20歳と45歳の男性2人が死亡した。運転手は昨年9月に入社したが、トラックの運転は初めてだった。事故前の1カ月余は1日しか休みがなく、事故までの3日間は1日3時間ほどの仮眠でしのいでいたという。
同課は、丸橋運送についても同容疑で書類送検する。社長ら幹部に関しては、同法違反(過労運転容認)の疑いで捜査を進めたが、橋本容疑者が運転を指示した日は出勤しておらず、立件は見送られる見通しだ。
http://www.asahi.com/national/update/0329/TKY200703290118.html