報告書は今回が6回目で、世界122カ国・地域を調査した。政府規制、インフラ、ビジネス環境、教育水準、消費動向など67項目を「ネットワーク活用力」の観点から指数化した。
米国は法規制や契約手続きの非効率さを指摘された。デンマークは政府がIT活用に力を入れ、インターネット利用やビジネスの環境が高度に整っていると評価された。
日本は技術的な下地やブロードバンド料金の安さ、消費者の洗練度、企業の研究開発投資などが高く評価されたが、政府のIT活用度や経営者教育機関の質などが弱かった。インド(44位)、中国(59位)は優れたIT活用例はある一方、ITの利用環境が人口増に追いついておらず、ともに順位を落とした。