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2007年03月29日(木) 20時53分

「違反は時々起きるもの」 牛肉輸入問題で米大使朝日新聞

 日米政府が合意した米国産牛肉の輸入条件に違反した牛肉が2月に日本で見つかった問題に関して、シーファー駐日米大使は29日、記者団に対して「技術的な間違いや違反というものは時々起きる」などと述べ、日本政府はこの問題にこだわることなく輸入条件の緩和を認めるよう、改めて要請した。

 スーパー大手の中ではいち早く、米国産牛肉の販売を29日付で再開した「西友LIVIN錦糸町店」(東京都墨田区)を訪れた際に発言した。

 ブッシュ米大統領は前日、4月の日米首脳会談で米国産牛肉の輸入条件の改善を求める考えを表明した。この狙いについて、シーファー大使は、牛海綿状脳症(BSE)のリスクが低いとされる「月齢20カ月以下」に限定している現行の輸入条件を、「30カ月以下」に緩和するよう求めるものだと指摘した。

http://www.asahi.com/life/update/0329/012.html