医師によると、女児は昨年3月、39度の発熱があったため、開業医にタミフルや解熱剤を処方された。親からの報告によると、女児は午後8時ごろタミフルと解熱剤を飲んで就寝。午後10時ごろ目覚めると、叫んで家の外に飛び出そうとした。家族が体を押さえ、5分ほど興奮状態は続いた。
1時間後、救急車で小児病院に運ばれた際の女児の体温は36.8度で通常の精神状態だった。インフルエンザの迅速診断キットで検査したところ陰性で、のどの粘液と血液も採取し、別の機関に検査を依頼したがウイルスは検出されなかったという。久保田医師は「熱が下がるまでの時間が短いことから、インフルエンザではなく、他のウイルス性疾患だった可能性が高い。異常行動はタミフルの影響ではないだろうか」と話している。