県内の統一地方選の幕開けとなる県議選が３０日告示される。定数が前回から３減の４８議席となる一方、選挙区数が１増の１６となる今回は、２８日までに計６９人が立候補を表明した。４月８日の投開票に向けて、各陣営は活発な活動を展開し、すでに実質的な選挙戦に入っている。
現在の県議は４７人。最大会派の自民党が過半数の２９人で、民主党系会派の「新政会」が７人と続く。以下、公明党議員２人と保守系議員２人が組む「公明・健政会」が４人、共産党が２人、「社民・農県民連合」が２人、無所属が３人となっている。
今回の県議選では自民党は３０人を公認、４人を推薦。６月３日投開票の知事選で現職三村申吾氏を推す同党は、引き続き過半数を維持し、知事を支える態勢を盤石にしようとしている。
前回公認候補がいなかった民主党。０４年に旧新進党系の政治団体・県民協会が合流。今回は県議選で過去最多の１０人の公認候補を立てる。
公明は２人を公認、現状の２議席維持を狙う。共産党は３人、社民は２人を公認し、それぞれ１議席増を目指す。
無投票となる可能性があるのは、黒石市区（定数１）、平川市区（同２）、東津軽郡区（同１）、西津軽郡区（同１）。この４区は自民党の現職が議席を占め、他党が選択肢を示せないでいる。
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