ソフトバンクグループは27日、少子化対策として社員や家族が安心して子どもを産み育てられるよう、4月1日から同社の育児支援制度を拡充すると発表した。出産祝い金を大幅に増額し、第5子以降は500万円支給することなどを柱としている。
制度の対象はソフトバンク本体のほか、ソフトバンクモバイルなど傘下の通信3社。出産祝い金は、これまで勤続年数に応じ1回の出産で3000円から1万5000円が支払われていた。
新制度では、勤続1年以上の正社員を対象に、第1子は5万円、第2子は10万円と段階的に支給額を増やす。第3子は100万円、第4子は300万円、第5子以降には500万円となり、3人以上の子どもを抱えるケースに手厚く設定した。
勤続1年未満の場合は一律2万円を支給する。
また、勤続1年以上の正社員の子どもが小学校に入学した際、ソフトバンクモバイルの子ども向け携帯電話を無料で配布し、社員が在籍中は基本料金を無料とする。育児休業や短時間勤務の制度も見直す。
ZAKZAK 2007/03/28