京都大は27日、女性研究者の体を触るなどのセクハラ(性的嫌がらせ)行為をしたとして大学院人間・環境学研究科の60代の男性教授を停職6カ月の懲戒処分にした。
関係者によると、教授は今月末に定年退官予定で事実上の停職は数日間。教授は大学の調査に対し大筋で事実を認め「深く反省している。被害者におわびする」と話したという。
京大によると、教授は2005年12月から06年9月にかけ、学外でセクハラをした。女性研究者は06年9月、大学に訴え、同研究科教授会が調査していた。
京大では昨年11月、大学院情報学研究科の教授が女子大学院生の体を触るセクハラをしたとして、停職2カ月の懲戒処分になっている。
相次ぐ不祥事に尾池和夫学長は、教職員に対し「自らを厳しく律し、倫理にもとる行為を自他ともに許さないことを自覚してほしい」とのコメントを出した。
ZAKZAK 2007/03/28