「本生」を冠した一連の商品は01年に販売が始まり、これまでに約100億本を売り上げた。発泡酒市場でのシェアはキリンに次いで2位。アサヒビールにとってはビールの「スーパードライ」に次ぐ主力商品だ。
アサヒは販売開始を控えた00年に「本生」「アサヒ本生」の商標登録を出願。「アサヒ本生」は認められたが「本生」は認められなかった。
「吟醸本生」「本生わさび」などの表記は食品全体に広がっている。アサヒの出願は「ビール風味の麦芽発泡酒」に限定したものだったが、特許庁は品質表示としての機能を重視。この判断を、知財高裁も支持した。
アサヒビール広報部の話 発泡酒に限って申請しており、日本酒などほかの食品まで使うなとは言っていない。残念だ。
http://www.asahi.com/national/update/0328/TKY200703280295.html