記事登録
2007年03月28日(水) 10時11分

震度5弱の余震で、被災家屋が倒壊も 石川・輪島朝日新聞

 28日午前8時8分ごろ、能登地方を震源とする震度5弱の余震があった。輪島市門前町走出(はしりで)では、25日の地震で傾いていた木造2階建ての空き家の1階部分が倒壊した。けが人はなかった。本震以降、28日午前9時までに260回以上の余震が観測されている。

発生直後、治療の優先順位を決めて被災者の治療にあたる医師ら。手前がトリアージタグ=25日午前11時29分、輪島市山岸町で

 空き家の裏に住む日野和枝さん(65)は余震が起きた際、みそ汁を作ろうとしていた。横揺れの後で「バリバリ、ドーン」と音がして、外に出ると、裏の空き家の1階部分が押しつぶされていたという。

 日野さんは「何か音がするたびに、自分の家に倒れてくるんじゃないかと不安で眠れなかった。心臓がドキドキしています」と話していた。

 引き続く余震と地震後初めての雨で、輪島市門前総合支所には28日正午までに計3件の土砂崩れの通報があった。けが人はなかったという。

http://www.asahi.com/national/update/0328/OSK200703280020.html