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2007年03月28日(水) 20時32分

アデランスに買収防衛策廃止を提案 米ファンド朝日新聞

 米系投資ファンドのスティール・パートナーズ・ジャパンは28日、筆頭株主になっているアデランス(東証1部)に対し、買収防衛策の廃止を5月の株主総会向けの議案として提案した、と発表した。スティールはサッポロビールを傘下に持つサッポロホールディングスが導入を目指す防衛策の否決も株主に呼びかけており、今後、他の投資先にも同様の動きを強める可能性がある。

 アデランスは昨年12月の取締役会で、事前警告型の買収防衛策を導入した。スティールは「株主に諮らず、一方的に導入された」と批判。「(買収者による株式の)買い付け行為に応じるかどうか、株主が判断する機会を奪う」として防衛策の廃止を求めている。

 スティールは、同社の発行済み株式の24.69%を持つが、総会で廃止を決めるには過半数の賛成が必要だ。

http://www.asahi.com/business/update/0328/154.html