変更の対象となるのはテニス保険やPL保険といった賠償保険、動産総合保険など新種保険約40種類。現在の契約数は約70万件。同社の保険料収入の1割程度を占める。
今の払い戻しの仕組みでは、1年契約で保険料を払い込んだ保険商品を6カ月で途中解約しても客に戻る保険料は3割ほど。保険の説明にかかった人件費など契約時のコストを差し引いて払い戻すという発想だった。
また、保険ごとにバラバラになっている保険料の支払い方法も簡素にする。現金払いだった一部の保険でも口座振替を可能にするほか、分割払いについても、保険料が年30万円以上ならば年2〜12回の分割を割り増しなしで選べるようにする。
今回の見直しは事務作業を軽減し、代理店が商品説明に時間を割けるようにする狙いもある。損保ジャパンは主力商品の自動車・火災保険などについても変更を検討する方針だ。