ワシントンや近郊で多数の博物館を運営するスミソニアン協会のスモール会長が、過去6年間に200万ドル(約2億4000万円)以上の経費を乱用したなどと批判されていることの責任を取り辞任した。米メディアが26日、伝えた。
銀行家出身のスモール氏は2000年に会長に就任後、広島に原爆を投下した米軍のB29爆撃機「エノラ・ゲイ」を展示する航空宇宙博物館新館を建設するなど〝事業拡大路線〟で、スミソニアンを米首都の一大観光資源とするのに成功。
だが、大統領の報酬の倍以上である年間88万ドルの給与や、自宅の清掃費を公費から支出するなど公私混同ぶりが問題になっていた。(共同)
ZAKZAK 2007/03/27