英国のギネス・ワールド・レコーズ社は26日、世界30カ国で計4万8000キロ以上を走った英国人男性、ロバート・ガーサイドさん(40)を「初のランニング世界一周達成者」に認定した。
ガーサイドさんは「記録達成は資金の乏しい中、世界の人たちが行く先々で助けてくれたおかげ。日本で世話になった方々にも、お礼と報告がしたい」などと喜びを語った。
ガーサイドさんは1997年10月にインドのニューデリーを出発。アジア、オーストラリア、米州の順に東に向かって走り、5年8カ月後の2003年6月にニューデリーに戻るまでランニング旅行を続けた。
途中、中米のパナマで銃を突きつけられたり、中国では書類の不備から警察に一時拘束されたこともあったという。日本では1998年、北海道の稚内から大阪までを走った。
赤道の1周は約4万キロ。ギネス社は認定のため、ガーサイドさんが提出した記録映像や証言メモなどの検証に3年以上を費やした。(共同)
ZAKZAK 2007/03/27