「日本企業同士での過当競争は早くやめ、業界を健全化しないといけない」と力説するのは、日本電産の永守重信社長(62)。「創業当時に目標にした会社」である日本サーボを、日立製作所から買収することにしたのは、力を付けてきた東アジア勢に対抗する狙いもある。
「昔は特徴あるものを作れば売れたが、最近は(海外企業の技術力も上がって)特徴のないものを価格勝負で売る時代になった」と事業環境の変化を実感。日本サーボは高い技術力はあるが、量を販売できていないと分析しており、日本電産の販売力を生かし、「海外で戦って健全に生き残りたい」と話す。
ZAKZAK 2007/03/27