所持金四十数円でファミリーレストランに35時間も居続け無銭飲食したとして、福岡県警南署は26日、詐欺の現行犯で、住所不定、無職の男(59)を逮捕した。
定食を1人前食べたほか、枝豆や焼き鳥などのつまみにビール、焼酎を相次ぎ注文。座席で仮眠を取りながら食事を続けたという。調べに対し「金が無く腹が減っていたところ、ファミレスがあり入店した」と供述している。
調べでは、男は24日午後10時ごろ、福岡市南区桧原の24時間営業のファミリーレストランに入店。26日午前9時ごろまでの間に計約9600円相当を飲食したのに、代金を支払わなかった疑い。
1日半の“滞在”中、店員が支払いの催促をすることはなかったという。食事を終え、レジで「お金がない」と申し出たため、店員が110番した。
ZAKZAK 2007/03/27