玩具(がんぐ)販売大手「日本トイザらス」(川崎市)が販売した塩化ビニール製の乳幼児向けおもちゃから、食品衛生法で使用が禁じられている化学物質「フタル酸ビス」が検出された問題で、同社は26日、新たに10商品から基準値を超えるフタル酸ビスが検出されたことを明らかにした。
27日から自主回収に乗り出す。対象商品は中国製のミニカーやままごと用のセットなどで、1998年〜今年2月に全国で計約10万個販売された。
同社では先月、3種類のままごと用のセットから環境ホルモンの一種、フタル酸ビスが検出されたとして、自主回収に乗り出すとともに、塩化ビニール製の乳幼児向けのおもちゃ189種類を出荷停止とし、検査していた。商品名などの問い合わせは同社商品回収窓口(0120・118・552)まで。