インタファクス通信によると、共同声明で両国は「朝鮮半島の非核化は地域の平和と安定に死活的に重要な意味を持つ」との共通認識を強調。「平和的、外交的な手段での全面解決を目指し、6者協議の枠組みでそれぞれの義務を果たしていく」ことを確認した。
イランの核問題については、イランに対し国連安保理の決議を順守して国際原子力機関(IAEA)に協力するよう呼びかける一方、「問題が必ず平和的な方策と対話によって解決されねばならないことを確認した」として、米国などによる軍事行動を強く牽制(けんせい)した。
イタル・タス通信によると、会談を終えたプーチン大統領は、両国の関係が「戦略的パートナー」だと改めて指摘。過去1年に両国の首脳が6回会談したことに触れて、首脳間交流が「ロシアと中国の信頼や実務的な協力関係を強化している」と述べた。