原告側代理人などによると、宮崎市で起きた殺人事件をめぐり、毎日新聞は05年2月、西部本社発行の朝刊社会面に逮捕された2容疑者と被害者が写っているとした写真を掲載。容疑者とされた1人がこの女性で、誤りだった。同社は2日後の紙面で「女性は別人でした」とのおわびを掲載。この誤報で、女性は勤め先を辞めざるを得なくなったという。女性は同社に謝罪広告などを求めたが、「前例がない」などとして拒まれたため、05年12月提訴していた。
和解について、原告側代理人は「女性が早い解決を求めていた。相手が会社として謝罪したので受け入れた」と話した。毎日新聞西部本社代表室は「和解したのは事実です。内容についてはお答えを控えさせていただきます」とコメントした。
http://www.asahi.com/national/update/0327/SEB200703270015.html