訴状によると、仙頭さんは当時の藤沢薬品工業(05年に山之内製薬と合併、アステラス製薬に社名変更)に入社。藤沢薬品は78年に性別による制度上の賃金格差をなくしたが、仙頭さんはその後も同じ研究職場などの男性社員より昇格が遅れ、待遇が改善されなかったとして02年3月に提訴した。
仙頭さんの代理人弁護士によると、和解条項には「(同社が)今後とも性別を理由とした差別が生じないようにし、従業員の今後の処遇について誠実に対応する」との文言が明記された。
アステラス製薬の話 当初より早期解決を図れるよう取り組んでいた。和解は最善の判断だと考えている。
http://www.asahi.com/national/update/0327/OSK200703270174.html