第三者機関・日弁連法務研究財団が、現地の泊まり込み調査や学生・教員アンケートなどで、「カリキュラム」や「学習環境」など9分野でA+〜Dの5段階評価をした。
駒沢大は「教育内容」など5項目がB、「法曹に必要な資質の養成」など4項目がC。「若々しい教員団が丁寧に教えている」とされたが「養成しようとする法曹像と科目・年次が合致していない」との指摘もあった。
早稲田大は「運営と自己改革」など4項目がA、「教育体制」など5項目がB。「教員の格差が大きい」との評価も。
新司法試験の合格率については「大学院の予備校化を避けるため、評価基準にはしなかった」と柏木昇・評価委員長。
もし「不適合」なら、文科省の改善命令や設置認可取り消しもありうる。
認証機関はほかに独立行政法人「大学評価・学位授与機構」と財団法人「大学基準協会」。新年度は各2〜11校の評価を行う。