一般の国債、個人も買いやすく　民間金融機関でも販売へ（朝日新聞）

2007年03月27日(火) 18時42分

　生命保険会社など機関投資家が買うことが多い一般の国債を個人投資家が買いやすいように改める。財務省が２７日の国債投資家懇談会で方針を示した。現在は郵便局だけに限られている窓口販売を１０月から民間の金融機関に広げる。個人投資家にはあまり知られていないため、ＰＲも積極的にする予定だ。

　販売する一般の国債は１口５万円から。償還期間は２年、５年、１０年の３種類。現在販売している「個人向け国債」より金利が高いという利点があるが、途中解約して売却すると元本割れのリスクもある。財務省は商品群を増やすことで国債への個人の投資を促そうとしている。