AP通信によると、空軍報道官は「LTTEの軽飛行機が基地に爆発物を落とし、2回爆発した」と語った。銃撃が聞こえたとの情報もある。LTTEの報道官は「LTTEの軽飛行機2機が空爆し、帰還した。他の軍事施設も今後、標的にする」と話した。
LTTEは、以前から空軍組織をつくったと主張していたが、実際に飛行機が戦闘に使われたのは初めて。
LTTEは01年7月にも、この基地と空港を襲撃、民間機や軍用機の計10機以上を破壊し、兵士ら約20人を殺害した。
スリランカでは昨年から、02年の政府とLTTEの停戦合意が事実上崩壊。1年間で、戦闘やテロで約4000人が死亡した。北部と東部に拠点を持つLTTEに対し、政府軍は東部のLTTEの主要拠点を制圧するなど、攻勢を強めていた。その一方で、劣勢のLTTEによる要人や公共交通施設などへのテロが懸念されていた。