保安院によると、志賀原発は震源から10キロ以内の直下型地震でマグニチュード(M)6.5を想定して建設している。今回の地震はM6.9だったが、震源から約18キロ離れていた。地震の揺れは226ガル(ガルは加速度の単位)で、想定最大の490ガルを下回った。保安院は「今回の地震は発生しうる地震の想定の範囲内とみられる」としている。
志賀原発1、2号機は地震発生時、臨界事故隠しとタービン故障でそれぞれ停止中だったが、1号機の使用済み核燃料の貯蔵プールが揺れて、放射性物質を含んだ水が原子炉建屋内に飛び散ったことが確認されている。
http://www.asahi.com/national/update/0326/TKY200703260244.html