義理の妹に灯油のような液体をかけて火を付けて殺害しようとしたとして、神奈川県警三崎署は24日夜、殺人未遂容疑で元県警警部補の男(62)=同県横須賀市=を逮捕した。同じ敷地内にある義母宅が火災で全焼、焼け跡から義母の遺体が見つかった。同署は殺人と放火容疑でも追及する方針。
元警部補と義母らとの間で、土地の相続をめぐるトラブルがあったといい、同署は動機などを調べる。
調べでは、元警部補は23日午後1時半ごろ、同県三浦市南下浦町松輪の無職の女性(52)方の庭先で、女性の体に火を付け、殺害しようとした疑い。女性は顔や上半身に大やけどを負い、頭部に打撲痕もあるという。
同じころ、同じ敷地内の女性の母親で無職の女性(81)方(木造2階建て約80平方メートル)を全焼、女性の遺体が見つかった。司法解剖の結果、死因は焼死と分かった。
元警部補は2004年3月に県警を退職した。
ZAKZAK 2007/03/26