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2007年03月26日(月) 00時00分

札幌市長選 候補者の第一声朝日新聞

※年齢は投票日現在。▽以下は出身校と住所

■二階堂俊三(57) 無新
パークゴルフ場支配人・手稲本町商店街振興組合理事▽札幌市手稲区手稲前田

■しがらみなく改革大胆に

 「市政改革、組織改革で生まれ変わる札幌」をスローガンに掲げ、立候補いたしました。

 市長に当選した暁には、赤字財政を軽減するため給料半分、退職金も半分で一生懸命働きます。

 今の札幌市政は福祉を切り捨て、老人を置き去り、弱者を見捨て、格差を拡大。皆、政党政治と札幌市政の作った問題でございます。この問題を解決しなければ、前に進むことも出来ません。

 まず財政を立て直し、経済を安定させ、福祉を充実させ、格差社会をなくす努力が必要です。

 それには市議会議員の政務調査費を全面廃止し、議員の定数も半分にしていただく。そして市職員の数を年間で5%ずつカットしていき、市直轄の第三セクターの見直し、幹部職員の天下りを全面禁止いたします。ごみ収集は、今まで通り無料で行います。

 このような大胆な公約を出せる、言える、やれるのは誰もいません。無所属、無党派、しがらみがないから言えるし、やれるのです。

 安全で安心、緑豊かで心も豊か、子供から老人まで心優しい行政を目指します。

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■上田文雄(58)無現(当選1回) 民主・社民・市民ネット推薦
弁護士 元道NPOサポートセンター理事長・日弁連人権擁護委副委員長・札幌弁護士会副会長▽中大法学部▽札幌市西区西野8条2丁目

■行政改革へ「脱ムダ宣言」

 札幌は本当に素晴らしい街だと思っています。ノルディックスキー世界選手権大会で、世界の人が「札幌は素晴らしい街。美しい街」と絶賛して帰られた。市民も、この街にずっと住んでいたいという。この街を皆さんと継続、発展させる決意を新たにしているところです。

 素晴らしい街にも問題はたくさんある。少子高齢化をあげなければならない。働く人が少なくなる。街を作るのに、たくさん借金し、一人ひとりの市民が連帯保証人です。借金を増やしていくことはできないはずです。

 健全財政を確立するのが最も重要な課題で、子や孫に過大な負担を残すことはできない。お金がなくても努力はできる。工夫できるのです。

 経済発展は地場の企業を支える。札幌の得意分野としてIT、バイオ、デジタルコンテンツ産業を育てていきます。

 行政改革はしなければなりません。無駄な経費は節減する「脱ムダ宣言」をしたいと思う。この街が発展するように、みなさんと頑張っていきたい。花を咲かせましょう。

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■清治真人(58) 無新 自民・公明推薦
元河川環境管理財団顧問・国土技術研究センター顧問・国土交通省技監▽北大工学部▽札幌市中央区南6条西14丁目

■人件費縮減し医療福祉へ

 上田市長と政策討論しましたが、ビジョンのないまま予算を削減している。まちづくりに対して、新しい前向きの政策が出てこないことに驚きました。

 上田さんは、子孫に借金を残してはいけないと言います。しかし今、そのために何もやらないのでは、日本の中で、世界の中で札幌は取り残されてしまうんです。高橋はるみさんが頑張ってきた経済活性化、行財政改革を、市政の中に持っていかないといけないと思っています。

 財政改革は何でもカットではいけない。経済を活性化させ、雇用を創出、税収を増やしていく、こういう好循環につなげないとなりません。

 4年後には人件費の縮減で、150億円を生み出します。この予算で入学前の幼児の医療費無料化、敬老パスの無料化復活。こういうところに使っていきたいと思っています。

 札幌は再び躍動するのか、停滞を続けるのか、大事な岐路に立たされています。

 4月8日が新生札幌のスタートの日になりますように、私は頑張ります。

http://mytown.asahi.com/hokkaido/news.php?k_id=01000000703260013