記者会見後、椙岡俊一・阪急百貨店会長(中央)を中心に全員で手を合わせた=26日午後、大阪市北区で
阪急百貨店が、阪神百貨店を株式の現金購入と株式交換を組み合わせて完全子会社にする。阪急百貨店を持ち株会社と事業会社に会社分割し、持ち株会社の下に両百貨店の事業会社をぶら下げる。同HDの百貨店持ち株会社への出資比率は21%になる。
両百貨店の05年度の連結売上高を合計すると約4938億円。14年度に7000億円規模にする目標を掲げた。
中期経営計画では、旅行、航空貨物、ビル管理の3事業を来春までに統合することを盛り込んだ。12年度の連結売上高を06年度見通しに比べ4%増の7700億円、当期利益を同20%増の420億円とする目標を掲げた。