静岡市長選は、再選を目指す無所属現職の小嶋善吉氏(59)=自民、公明推薦=と、無所属新顔で前民主党参院議員の海野徹氏(57)の一騎打ちとなった。「多選」問題や、合併から政令指定都市移行を果たした「新静岡市」の4年間を、有権者がどう評価するかが問われる選挙になりそうだ。市選管によると、24日現在の有権者は58万5670人。
小嶋氏は、午前9時から駿河区のグランシップ前で第一声。国会議員や県議、市議、企業関係者ら2千人以上(陣営発表)が集まった。
小嶋氏は、ごみ処理問題などの例を挙げ、「懸案だったことをこの4年間で解決してきた」と強調。「政令指定市として将来発展するためには自分がやるしかない」と意気込んだ。
海野氏は午前9時から葵区の青葉通りで、市役所静岡庁舎を背にして第一声をあげた。前夜からの雨も直前にあがり、集まった約150人の支持者を前に、「皆さんと静岡を変える。皆さんの熱意が天気をも変えてしまった」などと訴えた。
その後、長男らと自転車に乗って市中心部で支持を呼びかけ、地元の葵区内牧などを回った。
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