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2007年03月26日(月) 06時08分

松本零士氏「きょうの屈辱に耐える」スポーツニッポン

 人気アニメ「銀河鉄道999」のフレーズなどをめぐり、歌手の槇原敬之(37)から盗作の証拠提出を求める訴えを東京地裁に起こされた漫画家の松本零士氏(69)が25日、横浜市内で行われたトークショーに出演した。槇原の訴えに受けて立つ姿勢で、「きょうの屈辱に耐えて、あしたを生きなければならない」などと語った。

 トークショー後の会見で、松本氏は訴訟について「(北九州市出身の)九州男児だから、何も気にしていない。成り行き任せ」と代理人に一任する考え。自身は「弁論に立つことは考えていない」と出廷しないことを話した上で、槇原に対しては「言いたいことは何もない」と司法の判断を待つ構えだ。

 槇原が作詞、作曲したケミストリーの「約束の場所」の歌詞の一部が「銀河鉄道…」のセリフを無断使用したとして、松本氏が槇原に謝罪を要求したことが騒動の発端。松本氏は「今回の騒動は不本意。しかし自分がやったことではない。後悔の念はない。きょうの屈辱に耐えて、あしたを生きなければならない。逃げも隠れもしない」と語った。

 トークショーは「東映アニメーション」の50年を振り返る企画。松本氏は「宇宙戦艦ヤマト」のテーマ曲に乗って、勇ましく登場。アニメとの出合いなどを熱く語った。

 さらに問題となっているフレーズを引用して「時間は夢を裏切らない。夢も時間を裏切ってはならない。この夢は自分の目的を指している。めげることなく、思いを貫いてほしい」と会場のファン220人に呼び掛けた。また、「男たるもの、必ず負けると分かっていても、死ぬと分かっていても、戦わなければならない戦がある。ひるむな」と話し、28日の第1回口頭弁論を前に、自身を鼓舞するような発言もあった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070326-00000018-spn-ent