塩崎官房長官は同日午前11時半ごろから記者会見し、警察の広域緊急援助隊を派遣したことを明らかにしたうえで、「状況により、緊急消防援助隊、自衛隊の災害派遣による被災地への広域応援を行い、被害の状況に応じて万全を期する」と述べ、被害が拡大した場合に自衛隊の災害派遣などを行う考えを示した。
東京・富ケ谷の自宅にいた首相は同日午前11時40分ごろ、首相公邸に入った。首相は、公邸前で記者団に「地震発生直後に秘書官から報告があった。住民の安全確保と、もし救助を必要としている人が発見されれば救助に万全をつくすように指示をした」と語った。
政府は同日、関係省庁の担当者で構成する合同情報先遣チームを現地に派遣する。この日告示された広島市長選の応援のため広島市内にいた溝手防災担当相は、首相の指示を受けて急きょ被災地に向かった。