札幌は、民主、社民などの推薦で再選を目指す現職の上田文雄氏に、自民・公明が推す前国土交通省技監の清治真人氏らが挑む。前回は7人が立候補し再選挙となる乱戦だったが、今回は与野党激突型の構図となった。
静岡は、自民、公明の推薦で再選を目指す現職の小嶋善吉氏と、前民主党参院議員の海野徹氏の一騎打ち。現職は連合静岡の推薦も受けており、民主は自主投票の構えだ。
浜松は、3選を目指す現職の北脇保之氏と、現職から離反した地元有力企業・スズキの鈴木修会長らが擁立した前民主党衆院議員の鈴木康友氏との対決が軸となる。
広島は、3選を目指す秋葉忠利氏に、自民推薦の前参院議員柏村武昭氏、一部の自民市議らが擁立した前市議の大原邦夫氏らが挑む。秋葉氏は政党に推薦を要請していないが、民主、共産、社民が実質的に支援する。
今回は札幌に加え、合併で指定市に移行した静岡、浜松(指定市移行は4月1日)も統一選での実施となる。広島は市長選を別日程で行ってきたが、統一選で実施される市議選と同時にできる公職選挙法の「90日特例」を使い、加わった。