普通、家庭では飼わない動物とタレントが一緒に暮らす人気コーナー「飼ってみよう!」には「動物が少しずつ心を許していく過程が可愛く、感動します」(広島県・ミーミー・61歳女性)。チンパンジーとブルドッグの「おつかい大挑戦!」はいつもハラハラしますが、「パン君の賢さと、ジェームズ君とが助け合う絶妙のコンビにホロリとします」(仙台市・岩下登志子・71歳)。
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「奇想天外」の魅力については。
「驚きの得意技を持つ犬には『か〜わいい!』と歓声を上げ、自然の厳しさの前に倒れる動物たちに涙し、自然破壊により滅び行く動物を見ては考えさせられます」(三重県・マトリョーシカ・33歳女性)
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放送されていない地域もある割に大健闘は「ポチたま」。犬や猫に主役を絞ったのが人気の秘密でしょうか。
「田舎の里山で老人と暮らす犬や南の海辺でのんびり昼寝する猫なんて最高です。私のようにペットと暮らす人は『うちの子はもっと』と“親ばか”を発揮して見ています」(神奈川県・なおちゃん・52歳女性)。各地を旅する姿がほほえましい犬のまさお君が死去したニュースはファンを悲しませました。「まさお君は本当に人に気をつかって一生懸命でした」(東京都・中谷知代味・36歳)
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「こんな番組を」という要望では。
「最近の動物番組は、動物を『おもちゃ』『商品』として扱われているようで悲しくなる。安易にペットを飼った結果、多くの動物が殺処分されていることを踏まえ、動物の命を大切にするというメッセージが感じられる番組を」(大阪市・内藤美鶴・33歳)
動物との共存は、古くて新しいテーマです。「ペットと人間がお互いに助け合う、パートナーとして良い関係を築くためのヒントを投げかけるようなものを」(神奈川県・原裕子・37歳女性)。「捨て犬などを紹介し、里親を募集する番組があれば救われる命もあるのですが……」(さいたま市・ミー子・52歳女性)
◆記者もひとこと
子供の頃、「野生の王国」で紹介された動物たちの“素顔”に見入っていました。ただ、大型犬に立ち上がってほえられた幼児体験から小動物以外は苦手で、陸上から海中に逃げ込んだ私。「驚異の世界」で月1回程度放送されていた「クストーの海底世界」シリーズで海の神秘性に触発され、恵み多き海の魅力を今もスキューバダイビングなどで楽しんでいます。自然な環境にカメラを置いただけ、という純粋なドキュメンタリーが大好きです。